NHK BS7で22時から放送している『プライムタイム』
今日は『ハリウッドとペンタゴン 親密な関係』というタイトルでした。
密度の濃い番組内容なので、このblogで取り上げるのは一部だけです。
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番組前半で取り上げたのは、映画制作への米軍の協力の仕方
「ジェシカ・リンチ救出作戦」の撮影に付き添い、いろいろと指導している米軍少佐の言葉がありました。
当の映画は女性兵士を救出したというペンタゴン発表後に、メディアの報道で事実と食い違う点を指摘され、
女性兵士自身からも「発表は事実と違う、私は捕虜ではなかった」と言い切られた軍事作戦を基にしています。
米軍と監督は当初の(おそらくペンタゴン寄りの)脚本から、他の兵士の体験なども盛り込んだものに書き直し、これを前出の少佐は「ペンタゴン発表されたものよりも物語として面白いでしょう」と言っていました。
あなた達にとってはそんなもんなんですか。事実、というものは。
それは結局 当事者ではない、優位にある者の視線なのではないですか。
私なんかは少佐の言葉に「戦争は物語じゃない!」とか思ってしまいましたが。的外れですかね。
事実を曲げた米軍礼賛映画を作らせておいて、そこを誰かに指摘されたら「映画は所詮は作り物だから」とでも言い出しそうです。
または、ペンタゴンにたかるハエの如き映画制作者側にも問題ありと言うべきか。
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中盤では、米軍は何を基準に映画制作に協力するか という内容でした。
ここで解り易く言うなら、
米軍と米兵は、愚かでなく、残虐でなく、キチガイではなく、という風に描かれており、
制作者と監督はペンタゴン娯楽産業支援室から為されるコントロールを素直に受け入れて、脚本を直し、軍に都合の良い作品を作る。
というのだけがお相手だそうです。言わば戦争の宣伝部ですね。
ちなみにペンタゴンにはペンタゴン娯楽産業支援室だけでなく米軍広報部という部署もあります。
その広報部の女性担当者が言うは、「その一人がスティーブン・スピルバーグ」
やはりそうだったのですか。
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また後半では、民間の映画・ゲーム関係の製作や技術者を集めて軍事シミュレーションソフトを作らせる ITCという場所も紹介しています。
そこでは3DCGを使った非常に優れたシミュレーション場面が展開されていました。
この機関については以前から知っていましたが、リアルなシミュレーションのウォーゲームが好きな人には垂涎の場所なんでしょう。たぶん。
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制作は2003年、フランスのキャパ。
アメリカのメディアでは、このような番組は制作不可能、というよりも、制作しようとする意思自体無いでしょう。
まあ、スティーブン・スピルバーグが好きな人には非常に興味薄い番組かもしれませんけど、
戦争批判、軍批判の精神のある方は再放送を楽しみに待ちましょう。
NHKのアーカイブに行くのもいいかもしれません。